敏音知駅跡・1993年春

旧JR天北線の敏音知駅跡は現在、一般国道275号沿いにある道の駅「ピンネシリ」となっています。道の駅と鉄道廃止前の写真は、相当数公開されています。一方、廃止から道の駅開業までの間に撮影された写真はあまり見かけません。

ここでご紹介するのは、1993年5月の旧敏音知駅です。ピンネシリ温泉へ宿泊した際に撮影しました。道の駅向かいにあるピンネシリ温泉は1989年開業で、1992年に宿泊施設が増築されました。

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写真1。解体前の敏音知駅跡。
写真1。JR天北線の廃止後、旧敏音知駅は入口・窓をふさがれた状態で残っていた。その後まもなく解体され、跡地は道の駅ピンネシリとなっている。敏音知岳の頂上が見える。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字敏音知
写真2。駅舎の改札口。
写真2。旧JR敏音知駅の裏手、改札口に回ると板が打ちつけられておらず、駅舎内に入ることができた。ポイントの転轍機や「思い出お~い天北線」の看板が残っていた。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字敏音知
写真3。ポスターが残る駅舎内。
写真3。駅舎内はポスターが貼られたままで、切符窓口も廃止時と同様の状態であった。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字敏音知
写真4。旧JR敏音知駅構内。
写真4。駅構内は更地化されていた。中頓別方向にあるオートキャンプ場は、すでに整備されていたようだ。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字敏音知
写真5。下り線ホーム。
写真5。駅本屋側に残っていた下り線ホーム。撮影時、上り線ホームは撤去されていた。下り線ホームも今はない。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字敏音知
5万分の1地形図「敏音知」(昭和46年編集)を約2倍に拡大。
図1。1970年代初期の現国道は、敏音知市街を除き道幅の狭い未舗装だった。頓別川を渡る橋や天北線との交差など、現在と一部ルートが異なる。5万分1地形図「敏音知」(1971年編集)を約2倍に拡大。

切符窓口・事務室内も立ち入り可能で、窓口のガラスには「ジパング倶楽部会員募集中」の貼り紙があり、事務室の壁には標語らしき紙が貼ってありました。

道の駅が開業したのは1996年10月です。敏音知駅舎が解体されたのは、写真に収めてからそう遠くない時期かと思われます。

ピンネシリオートキャンプ場は、撮影時点で完成していました(注1▼)。1993年8月に利用した記録があります。

現在、写真の面影は消え失せました。キャンプ場に、白御影石の駅跡記念碑が建立されています。かつて存在した郵便局・商店・北海道開発局稚内開発建設部の道路工手駐在所はなくなり、敏音知小学校は2006年3月に閉校しました。1995年完成の旧校舎は、体験型観光・都市と農村の交流拠点「そうや自然学校」として活用されています。詳しい情報は、そうや自然学校公式サイトをご覧ください。天北線の冬の様子では、キャンプ場の冬の状況を伝えています。

注1
中頓別町史(1997年5月発行)の1008ページに、平成4(1992)年7月10日オープンとある。これは誤りで、同書巻末の年表にある1993年7月オープンが正しい。1992年12月17日付『北海道新聞』朝刊によると、同年6月から建設を始め、年内に完成したという。キャンプ場の総事業費は1億4,000万円。1995年5月には、キャンプ場東側のコテージがオープンした。総事業費8,400万円。

上頓別駅跡

写真6。旧JR上頓別駅舎。
写真6。戸や窓はふさがれており、使用されていなかったと推測される。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字上頓別
写真7。旧上頓別駅ホーム。
写真7。JR天北線の廃止後も、駅名標は撤去されず残っていた。1993年5月1日撮影。撮影地 枝幸郡中頓別町字上頓別

駅前は兵安上頓別停車場線の終点でもあります。駅舎はその後解体され、現存しません。

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